マレビトシネマ

今回の糸島芸農では「マレビトシネマ」と題し、様々な土地での“マレビト”の視点から生れた映像作品を特集した上映会を開催します。
飛行機や鉄道などの高速交通網の整備や、インターネットやSNSなどの高度情報技術の発展によって、私たちは知らない土地を訪れることや知ることが簡単にできるようになりました。その一方で私たちは、初めてその土地に向き合い、いわば“マレビト”として存在する体験が、失われつつあるのではないでしょうか。
マレビトたちの映像を通して、訪れたことのない土地で初めて出会う風景や人々のいとなみを共有してみませんか。

日時:10月20日(土)27日(土)ともに18時上映開始 (4部構成、入退場自由、翌日9時終了)
会場:松末権九郎稲荷神社
料金:カンパ制+飲食オーダー ※別途芸術祭チケットが必要です。(小学生以下無料)

 

ご案内・注意事項
  • 松末権九郎稲荷神社の開場は17時となります(17時までは展覧会を開催しており、開場時間中に機材の設営を行います)。
  • 駐車場がご利用になれます。その他の方法で会場へいらっしゃる場合は、最寄駅(JR 筑肥線「一貴山駅」、「筑前深江駅」下車)からの徒歩になります。一貴山駅からのレンタサイクルのご案内はこちらです。
  • 会場内で飲物や軽食をご用意します。飲食物の持ち込みも可能です。
  • 会場は寝泊りが可能となっていますが、寝具は特にご用意しておりません。寝泊まりされる方は寝袋や毛布等をご持参ください。
  • 会場から徒歩約20分の温泉施設「きららの湯」の営業時間は朝10時からとなっています。ぜひご利用ください。

 

タイムテーブル
18:00 特別招待作品 ※上映順は当日発表
A Higashikara〜日本の源流を巡る旅〜
※短編10~15作品
Higashikara 全60~80分
B 秋鮭 曽我英子 18分
C 暗唱の家 藤井光 22分
20:00 招待作家トーク
10/20:調整中 大澤寅雄(聞手) 60分
10/27:安岐理加(美術家 / てしまのまど主宰) 大澤寅雄(聞手) 60分
21:00 レイトショー ※上映順は当日発表
D ウタノイクツカ 神山孝史 85分
E マレビト日記(仮題) uzumaki(手塚夏子+大澤寅雄) 35分
F あなたの反応が私をつくる 私の行動があなたをつくる 寺江圭一朗 約7分
G Haunted Townhall (Institution of Suspense) Daniel Stubenvoll
(フランクフルト)
約10分
H Body, Words, Sound,Cross a River
※4作品
Yuri An
(ソウル)
全16分
I This Lemon Tastes of Apple Hiwa K
(ベルリン)
J 息子と一緒に作った映像作品
※5作品
大澤家
25:00 当日持ち込み自主上映+アンコール上映
「私の作品を見てほしい!」という方がご持参された映像や「もう一度あの作品が見たい!」という映像を上映します。

 

特別招待作品

Higashikara〜日本の源流を巡る旅〜
日本(福岡など)/短編10~15作品、全60~80分/製作:Higashikara

“Higashikara”は日本の様々な地方を訪れ、その土地に残されている豊かな文化や伝統、風俗を記録するビジュアルジャーナルです。取材を通して、日本のまだ知られていないユニークな祭りや美しい風景、その土地に根差して生きている人々に出会うことは、日本の良さを再認識することができる素晴らしい体験となりました。この映像を通じて、共感してくれる人がひとりでも増え、日本の源流を一緒に巡っていただけたらと思います。出発点は東から、世界中の人々が日本を知り、さらには訪れるきっかけになってもらえたら、とてもうれしいです。(Higashikara)
・作家プロフィール:https://www.ito-artsfarm.com/higashikara/

秋鮭
英国・日本/18分/監督:曽我英子

2015年の夏、プロジェクトを名目に北海道で旅をして以来、現在まで、秋鮭を題材にリサーチと作品制作をしてきました。鮭が食だけでなく、広くアイヌ文化と生活の一部であったことを学びました。政治、経済、自然環境、アイヌ文化と神話など、また、代々伝わるご近所さん同士の噂話まで、鮭を通して過去と現在のアイヌの人々を取り巻く環境を垣間見ました。アイヌでもない、すでにもう日本人でないと言われる私が、他者との関わりをもちながらどう物語を伝えていけるのか?自己と他者との距離や関係性を模索する過程自体も作品の一部となりました。(曽我英子)
・作家プロフィール:https://www.ito-artsfarm.com/eiko-soga/

暗唱の家
日本/22分/監督:藤井光

「暗唱の家」(藤井 光/2016年制作)は、瀬戸内海の香川県豊島(てしま)において1970年代より不法に投棄された(2017年3月に処理が終了)産業廃棄物の処理現場を2015年に撮影をした映像を中心に構成された作品です。処理現場は島民であっても、県の許可がなければ入場出来ない立ち入り禁止地区です。但し産業廃棄物不法投棄事件に対して弁護士らとともに県と業者を訴えた 豊島住民会議が和解調停の中に残した意志を読み解くことによって撮影を可能へともたらしました。
・作家プロフィール:https://www.ito-artsfarm.com/hikaru-fujii/